ふかふかの土にするために…(2023.07.25)

先日の園内研修で園庭の土づくりについて学び、その大切さと必要性を感じ土壌改良を
進めています。
なかなか根気のいる作業ですが、子ども達のためにそしてそれを見守る保育者自身のために、
コツコツと。

この日は、新しく導入した土ふるい機を見つけて、子ども達が集まってきました。
「これなに~?」「どうやって使うん?」「やってみたい!」と、どんどん興味が湧いてきます。

「土をこのふるいにかけてサラサラの砂を作って、ほかの土や葉っぱと混ぜるんだよ」
「へーーー!」
「そしたら、こんなふかふかの土になるん?」(…と、先日作った高台の下の土を踏んでみる)
「いいね~」「園庭全部、ふかふかにするんでしょ?」
「やりたい!やりたい!」

 子ども達も、遊びながら不安をもっていたことに改めて気付かされた言葉。

 ころんでも痛くない、怪我をしない。高いところからだって飛び降りられる。
 土を変えるだけで、大きな安心と安全が保障されます。

 園庭全部の土壌改良には、まだまだ時間はかかりますが、歩みを止めず少しずつ前進するのみ‼

    

はじめての挑戦!(2023.07.14)

7月14日(金)

 先日、園内職員研修で行った環境整備で園庭に作ったに高台、通称「にしでんタワー1号」
 
 高さ1300mm. なかなかの高さです。職員が、できあがったタワーに「これくらい…!」と
 手をかけジャンプしてみるも、「あれっ?」となってしまうくらい。すんなり登れた職員は数人のみ。

 もちろん子ども達も、勇んで挑戦! 
「高くてダメだ」「はしごがないとね~」などと言いながら、様子伺いの子どももいますが、
 それぞでの自分がやってみよう!と思うタイミングを待ちます。

 
その中でこの日、友だちに押し上げてもらって登った5歳児Mちゃん。
 登ったはいいけど、降りられなくなってしまいました。 

 ジャンプしたり後ろ向きでずり降りたりする友だちをみながら、自分もやってみようと試みますが、あと一歩の踏ん張りと勇気がでません。
 みんなが部屋に入っていくなか、気持ちは焦るばかり。

          

 それでも粘ること1時間40分。

 途中、友だちからの「がんばれコール」もありましたが、そこは自分のペースを崩しません。
 「だいじょうぶ、ゆっくりでいいよ」「がんばれ~!って言われたらなおさら怖くなるかもよ。
 黙って見とってあげよ」と、周りの友だちの声。
 根気強さと諦めない気持ちはだれにも負けないのだと、周りの保育者も再認識。

 「手伝おうか?」と、保育者も幾度か声をかけますが、やっぱり自分で!と思うようです。  いよいよランチタイムとなり、タイムリミット。
 やっと、「手伝って!」と、言えました。気持ちの切り替えも必要です。

 ここまで付き合った保育者も根気強く向き合いました。
 泣きながら抱かれて降りるMちゃん。

 この悔し涙は、明日への挑戦に続くと信じます。

うさぎ組ロフト

 0.1歳の子どもたちは、足腰が発達してくると、

這う・立つ・歩く・登る・下るなどの全身を使った運動が活発になってきます。

行動範囲が広くなり、

「あっちに行ってみよう。」「あそこ登ってみよう。」と

行ったことのない場所へと冒険にでかけます。

そんな子どもたちの冒険も平坦な床だけではもったいない!

坂を登ったり、段差を登ったり…。登れない壁にぶち当たったり…。

冒険には、感動がたくさん無いと面白くない!

そこで、保育室の中にも高さがあり、斜面や段差、集中して遊び込める空間のあるロフトを考案しました。

0歳の子も挑戦できるスロープ!
ハイハイやずり這い、柵に掴まりながらでも登れるようにしました。
坂ならではの歩きにくさがとっても魅力的!
外を走る車だったり、窓から見える景色を楽しめるように設定。
窓から差し込む光の暖かさを感じられます。

押入れの上段とつながる3階ロフト。
高い所に楽しそう!登ってみたい!
でも、誰でも登れるような場所ではありません。
腕の力や足腰を一生懸命使わないと
登れない高さに事前に調べて設定しました。
大きくなったら登るんだ!
挑戦したくなる憧れの場所になるようにしました。
ロフトの下では、寝転んだりゆったりとしたり…。
絵本を見ることもあるでしょう。
子どもにとって天井が低く、
狭く囲まれた空間は落ち着ける居心地の良い場所になります。

テーブル

「なにか作りたいな…。」「おうちごっこしたいな。」

そう思うと子どもたちは、自然とテーブルの周りに集まってきます。

「誰かがテーブル使っているから今日はやめよ…。」

そうなってしまっては、せっかくの「遊びたい!」気持ちがもったいない。

子どもたちの「やってみたい!」「遊びたい!」の気持ちを叶えるには、

テーブルがもうちょっと欲しい。

天板の上に広げたい想像(思いを形にしたモノ)を

実現できる環境を整えたいと思います。

丸太の入れ替え

築山を登るための1つの手段として設けた丸太の階段。

大きな樹をただ寝かせただけの階段であるが、平坦では無いため、

登るときは指先に力が入ります。

登りにくい場合には、手指も使って登ります。

そんな丸太の階段も自然物であり、雨風にさらされ次第に朽ち果てていきます。

自然物は、同じ形を保つことが難しいこと、

姿かたちは月日とともに変わっていくことを身近に感じて欲しいと考えています。

バケツ・ふるいの棚

片付けが楽しい!と思える遊具棚。

パズルのピースをはめるように遊具がピタッとハマる感覚を目指して制作したいです。

片付けがしやすいと丁寧に片付けを行うことができ、

ものを大切にする気持ちにもつながると考えています。

また、遊びの中で、数を意識することもでき、

数の概念を理解することにもつながります。

スコップかけ

「使いたいな。」

と思った時にすぐに見つけることができると、

遊びたい気持ちが膨らみ、遊びが持続していきます。

片付けは、きれいに見えてスッキリすることだけが目的ではありません。

では、どんなふうに仕舞おうか。

『見つけやすく、取り出しやすく、片付けやすい。』

当たり前かもしれないけれど

片付ける場所や形には、

子どもたちがじっくりと遊び込むための大事なプロセスがあります。

屋台

 ダイナミックな遊びもいいけど、じっくりと遊べる空間が欲しい。

お店屋さんやおうちごっこが大好きな子どもたちの遊びがもっと広がってほしい。

ということで、既存の屋台と合わせてもう1つ。

以上児園庭に屋台を準備します。

囲まれた空間の中では、”自分たちの空間”として捉え、落ち着いてじっくりと遊ぶことができます。

たくさんのお皿やボール、カップを並べて、気分はお店屋さん。

いろいろなお店が展開され、夢中になって見立て遊びを楽しめるようになったらと思います。