森のちから(2022.04.27)

4月26日(火曜日)一人

今年初の東黒牧の森に出かけた年中組。一人ひとりが想い

友だちと想いが重なると、いつの間にか、いくつものグループが…。

ひとりで…。友だちと…。森のなかでは、穏やかに時が流れます。

言葉がなくてもこころは通じ合えてるね。

   

 

 

 

春!満開!(2022.04.20)

4月20日(水ようび)

保育園園舎前のチューリップやパンジーが色とりどりに花を咲かせました。

冬の間、雪の下でこの日をじっと待っていたこの花たちのなんて愛おしいこと。

先日、入園式を終えた子ども達も少しずつ笑顔が見られるようになりました。これからの未来、日々成長してゆく子ども達にとってこの保育園生活が、チューリップが雪の下で出番を待つ時期のように例えられるかもしれません。友だちや保育者などいろいろな人と関わりながら、たくさんの経験を通して、じっくりと焦らず、でも確実に花を咲かせる準備をしていくのです。花びら一枚一枚の色や形が違う花壇の花たちを眺めながらそっと触れると、子ども達の顔が浮かんできました。

         

先日、地域の方が、「花壇を眺めていると心が癒され、元気になれる」と言ってくださいました。別の日には、「バスに乗るのをやめて、わざわざ自転車で通ったのよ」と、自転車をひきながら話しかけてくださいました。地域の方々の有難い言葉に、保育園の子ども達も、そんな地域の方に温かく見守らながら生活していることを感じ、嬉しくなりました。

園庭には、新しく仲間入りしたシラカシの新芽が息吹き、姫りんごの木はピンクのかわいい花を咲かせています。

今日も、暖かな日差しに誘われて、園庭に繰り出してくる子ども達を迎えてくれるんだろうと思いながら眺めた朝でした。

   

新年度スタート!(2022.04.06)

令和4年度がスタートして数日。
進級が嬉しくてスキップして登園するお子さん、おうちの人と離れがたくて涙するお子さん、ちょっと不安だけど頑張る気持ちで勇んでいこうとするお子さんなど、一人ひとりが幼いながらも、新たな節目におもうことがあるのだと感じます。
 私たち職員も新体制になり、一日も早く保護者の皆様に名前を覚えていただいて、信頼関係を築きたいと気持ちを新たにスタートしました。
 そして、今日は近くの磯部川沿いまでお花見散歩にでかけた大きい組。

歩きながらの子ども達の会話…
「さくらってピンク色だよね。この花、しろ色だからさくらじゃないんじゃない?」
「えっ、お花見ってさくらをみることでしょ?お花見さんぽに行くよって言われたでしょ。だからこれ、さくらだよ。」
「もこもこできれいだねー」
「さくらの下でお団子だべるん?」
…などなど。

 その会話の楽しいこと。聞いているだけで、思わず笑顔に…。
子ども達と一緒の私のお花見は、穏やかな時間となりました。

うさぎ組ロフト

 0.1歳の子どもたちは、足腰が発達してくると、

這う・立つ・歩く・登る・下るなどの全身を使った運動が活発になってきます。

行動範囲が広くなり、

「あっちに行ってみよう。」「あそこ登ってみよう。」と

行ったことのない場所へと冒険にでかけます。

そんな子どもたちの冒険も平坦な床だけではもったいない!

坂を登ったり、段差を登ったり…。登れない壁にぶち当たったり…。

冒険には、感動がたくさん無いと面白くない!

そこで、保育室の中にも高さがあり、斜面や段差、集中して遊び込める空間のあるロフトを考案しました。

0歳の子も挑戦できるスロープ!
ハイハイやずり這い、柵に掴まりながらでも登れるようにしました。
坂ならではの歩きにくさがとっても魅力的!
外を走る車だったり、窓から見える景色を楽しめるように設定。
窓から差し込む光の暖かさを感じられます。

押入れの上段とつながる3階ロフト。
高い所に楽しそう!登ってみたい!
でも、誰でも登れるような場所ではありません。
腕の力や足腰を一生懸命使わないと
登れない高さに事前に調べて設定しました。
大きくなったら登るんだ!
挑戦したくなる憧れの場所になるようにしました。
ロフトの下では、寝転んだりゆったりとしたり…。
絵本を見ることもあるでしょう。
子どもにとって天井が低く、
狭く囲まれた空間は落ち着ける居心地の良い場所になります。

テーブル

「なにか作りたいな…。」「おうちごっこしたいな。」

そう思うと子どもたちは、自然とテーブルの周りに集まってきます。

「誰かがテーブル使っているから今日はやめよ…。」

そうなってしまっては、せっかくの「遊びたい!」気持ちがもったいない。

子どもたちの「やってみたい!」「遊びたい!」の気持ちを叶えるには、

テーブルがもうちょっと欲しい。

天板の上に広げたい想像(思いを形にしたモノ)を

実現できる環境を整えたいと思います。

丸太の入れ替え

築山を登るための1つの手段として設けた丸太の階段。

大きな樹をただ寝かせただけの階段であるが、平坦では無いため、

登るときは指先に力が入ります。

登りにくい場合には、手指も使って登ります。

そんな丸太の階段も自然物であり、雨風にさらされ次第に朽ち果てていきます。

自然物は、同じ形を保つことが難しいこと、

姿かたちは月日とともに変わっていくことを身近に感じて欲しいと考えています。

バケツ・ふるいの棚

片付けが楽しい!と思える遊具棚。

パズルのピースをはめるように遊具がピタッとハマる感覚を目指して制作したいです。

片付けがしやすいと丁寧に片付けを行うことができ、

ものを大切にする気持ちにもつながると考えています。

また、遊びの中で、数を意識することもでき、

数の概念を理解することにもつながります。

スコップかけ

「使いたいな。」

と思った時にすぐに見つけることができると、

遊びたい気持ちが膨らみ、遊びが持続していきます。

片付けは、きれいに見えてスッキリすることだけが目的ではありません。

では、どんなふうに仕舞おうか。

『見つけやすく、取り出しやすく、片付けやすい。』

当たり前かもしれないけれど

片付ける場所や形には、

子どもたちがじっくりと遊び込むための大事なプロセスがあります。

屋台

 ダイナミックな遊びもいいけど、じっくりと遊べる空間が欲しい。

お店屋さんやおうちごっこが大好きな子どもたちの遊びがもっと広がってほしい。

ということで、既存の屋台と合わせてもう1つ。

以上児園庭に屋台を準備します。

囲まれた空間の中では、”自分たちの空間”として捉え、落ち着いてじっくりと遊ぶことができます。

たくさんのお皿やボール、カップを並べて、気分はお店屋さん。

いろいろなお店が展開され、夢中になって見立て遊びを楽しめるようになったらと思います。