心もからだも大きくなったね。(2023.03.28)

3月28日(火)

 先日(3月23日)、令和4年度卒園式を無事執り行うことができました。
今年度も新型コロナウイルス感染症という見えない敵に悩まされた一年でしたが、最後は揃って卒園式を迎えられたことは嬉しい限りです。
 子ども達一人一人に修了証書を渡しながら、一緒に生活した日々を思いだされると同時に、今この瞬間をがんばっている子ども達の気持ちが伝わった瞬間でした。
 いつもうつむきがちに恥ずかしそうにしてたK君。練習の時もなかなか前をむいてもらえません。
しかし当日は、しっかり私と目をあわせて終了証書を受け取ることができました。
後日、K君の保護者の方とそんな様子を話していると、
 お母さん曰く、『「すごく緊張したんだよね」「返事もできんだし、歩く場所も間違えたし…」と
言ってたんですよ。』と…。

 この話から、K君の成長した証を感じることができました。
保護者の方と一緒にお子さんの成長を実感し確かめ合うことができることは、
とても嬉しいことです。
 子ども自身がその時の心情や行動を自分で振り返ることができることは、客観的に自分自身を考えることができるということ。
その力が次の行動力・意欲につながっていくのです。
私たちが大切にしている、その子の気持ちに寄り添い一人一人の育ちを支えること…を実感できた一つの出来事でした。

 

 
 
 3月。一人一人の育ちを確認し、次の育ちに繋げる時期。
そして来年度に向けたワクワクが始まっています。

                

新年度にむけて(2023.03.09)

年長児の卒園式までの登園もあと10日をきりました。
なんと1年の早いことかと感じるこの頃ですが、子ども達とともに、
1年を振り返っていると、この1年いろいろなことをして過ごしてきたなぁ、
あっという間ではなかったんだと改めて思い返しています。
子ども達との思い出については、またいづれ…。

今日は、新年度にむけた企画会議なる活動計画の打ち合わせ日。
来年度は、富山国際大学の先生をゲストティーチャーとしてお招きします。
子ども達との活動をいかに楽しく過ごすか、当園の保育者と検討中。
「楽しいことしかしません!」の言葉に、私たちもわくわくがとまりません。
子ども達の”やってみたい”がたくさん生まれたら嬉しいな…!
令和5年度のスタートも、もうすぐそこにやってきています。

来年度に向けても始動中です。
  

うさぎ組ロフト

 0.1歳の子どもたちは、足腰が発達してくると、

這う・立つ・歩く・登る・下るなどの全身を使った運動が活発になってきます。

行動範囲が広くなり、

「あっちに行ってみよう。」「あそこ登ってみよう。」と

行ったことのない場所へと冒険にでかけます。

そんな子どもたちの冒険も平坦な床だけではもったいない!

坂を登ったり、段差を登ったり…。登れない壁にぶち当たったり…。

冒険には、感動がたくさん無いと面白くない!

そこで、保育室の中にも高さがあり、斜面や段差、集中して遊び込める空間のあるロフトを考案しました。

0歳の子も挑戦できるスロープ!
ハイハイやずり這い、柵に掴まりながらでも登れるようにしました。
坂ならではの歩きにくさがとっても魅力的!
外を走る車だったり、窓から見える景色を楽しめるように設定。
窓から差し込む光の暖かさを感じられます。

押入れの上段とつながる3階ロフト。
高い所に楽しそう!登ってみたい!
でも、誰でも登れるような場所ではありません。
腕の力や足腰を一生懸命使わないと
登れない高さに事前に調べて設定しました。
大きくなったら登るんだ!
挑戦したくなる憧れの場所になるようにしました。
ロフトの下では、寝転んだりゆったりとしたり…。
絵本を見ることもあるでしょう。
子どもにとって天井が低く、
狭く囲まれた空間は落ち着ける居心地の良い場所になります。

テーブル

「なにか作りたいな…。」「おうちごっこしたいな。」

そう思うと子どもたちは、自然とテーブルの周りに集まってきます。

「誰かがテーブル使っているから今日はやめよ…。」

そうなってしまっては、せっかくの「遊びたい!」気持ちがもったいない。

子どもたちの「やってみたい!」「遊びたい!」の気持ちを叶えるには、

テーブルがもうちょっと欲しい。

天板の上に広げたい想像(思いを形にしたモノ)を

実現できる環境を整えたいと思います。

丸太の入れ替え

築山を登るための1つの手段として設けた丸太の階段。

大きな樹をただ寝かせただけの階段であるが、平坦では無いため、

登るときは指先に力が入ります。

登りにくい場合には、手指も使って登ります。

そんな丸太の階段も自然物であり、雨風にさらされ次第に朽ち果てていきます。

自然物は、同じ形を保つことが難しいこと、

姿かたちは月日とともに変わっていくことを身近に感じて欲しいと考えています。

バケツ・ふるいの棚

片付けが楽しい!と思える遊具棚。

パズルのピースをはめるように遊具がピタッとハマる感覚を目指して制作したいです。

片付けがしやすいと丁寧に片付けを行うことができ、

ものを大切にする気持ちにもつながると考えています。

また、遊びの中で、数を意識することもでき、

数の概念を理解することにもつながります。

スコップかけ

「使いたいな。」

と思った時にすぐに見つけることができると、

遊びたい気持ちが膨らみ、遊びが持続していきます。

片付けは、きれいに見えてスッキリすることだけが目的ではありません。

では、どんなふうに仕舞おうか。

『見つけやすく、取り出しやすく、片付けやすい。』

当たり前かもしれないけれど

片付ける場所や形には、

子どもたちがじっくりと遊び込むための大事なプロセスがあります。

屋台

 ダイナミックな遊びもいいけど、じっくりと遊べる空間が欲しい。

お店屋さんやおうちごっこが大好きな子どもたちの遊びがもっと広がってほしい。

ということで、既存の屋台と合わせてもう1つ。

以上児園庭に屋台を準備します。

囲まれた空間の中では、”自分たちの空間”として捉え、落ち着いてじっくりと遊ぶことができます。

たくさんのお皿やボール、カップを並べて、気分はお店屋さん。

いろいろなお店が展開され、夢中になって見立て遊びを楽しめるようになったらと思います。