おにたのぼうし
(にんげんって おかしいな。おには わるいって、きめているんだから。おににも、いろいろ あるのにな。にんげんも、いろいろ いるみたいに。)
多角的に物事を捉え見ること、多様性を認めようということが、社会の中でようやく定着してきた現在から遡ること約50年前に、この絵本は発表されました。ぜひ、未来を生きる子ども達と一緒に読みたい1冊です。
絵本の中で、少女やおにたの心の中、気持ちが、たくさんのことを考えるきっかけをくれます。
季節に似合わない麦わらぼうし、ラストの黒い豆、皆さんはどんな風に思いますか?
文・あまん きみこ 絵・いわさき ちひろ ポプラ社